温暖化の今後は富裕層次第?
"裕福な米国人ほど温室効果ガス排出量が多い、研究結果" を本日のネット記事で見つけました。
(https://forbesjapan.com/articles/detail/65379#:~:text=上位10%の所得,で明らかになった。)
家計の一部として行われた投資と、その投資によって発生した排出量との関係を明らかにした研究で、上位10%の所得を持つ米国人は、米国全体の温室効果ガス排出量の40%を担っていることが明らかになった、とのことです。
富裕層が地球環境の悪化に大いに寄与しているといった指摘は、これまでにもあります。
"富裕層1%のCO2排出量は全世界の最貧層30億人の2倍以上に相当" (2020.9.24)
(https://thinkesg.jp/co2-inequality/)
"超富裕層1%のCO2排出量は1.5℃目標値の30倍 パリ協定達成は裕福な層しだいか" (2021.11.17)
(https://eleminist.com/article/1786)
また、CO2との関連ではありませんが、富裕層がコロナ禍でさらに太ったといった記事もあります。
"1%の富裕層がコロナ禍で手にした富、残る99%のほぼ2倍" (2023.1.16)
(https://www.cnn.co.jp/business/35198649.html)
富めるものはさらに富み、貧しい人たちはその貧しさから脱せられない。こうした状況がコロナ禍で、より顕著になったということでしょう。
もし、富裕層1%がCO2排出量を半分に減らせば、かなりの削減量になります。しかし、それに伴う経済活動の縮小が、世界全体の経済活動に悪影響を与えるかもしれません。(想像です。詳しくはわかりません。)
一方、富裕層1%がCO2排出量の半分相当の富を最貧層30億人に配分すれば、SDGsの目標1: 貧困をなくそう、が解決するかもしれません。
地球沸騰化の時代に突入した人類の命運は、SDGs達成の成否は、世界人口のたった1%の富裕層が握っているといえるのかもしれません。