住民避難から1ヶ月余、アイスランドで火山噴火

 現地時間12月18日22時17分頃、アイスランド南西部にある港町グリンダビークから北東約4キロのところで火山噴火が始まりました。

図)噴火した場所
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/photos/900001048.html より

 グリンダビークの住民は、約1ヶ月前の11月10日に急きょ避難しました。
 報道によれば、人的被害は今のところないとのことです。
 ただ、避難者に関する報道がないため、1ヶ月余の避難生活がどのようなものなのかがわかりません。

 南海トラフ巨大地震に関連したある調査では、事前避難による避難生活の受忍期間は、せいぜい1週間でした。
 グリンダビークの住民約4,000人の避難先はどこなのでしょうか?避難で町を離れることから、避難所ではなく知人宅やホテル住まいなのかもしれません。

 日本の場合は火山噴火だけでなく、南海トラフ巨大地震などで事前避難の情報が出される可能性があります。
 仮に、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)が発表された場合、地震発生後の避難では間に合わない可能性のある住民は、1週間の事前避難が求められます。
(https://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/rinji/index4.html)

 もし、1週間経過しても地震が発生しなかった場合、自宅に戻る住民もいるでしょう。1ヶ月もすれば、ほとんどの住民が帰宅してしまうかもしれません。そして、今回のアイスランドの火山噴火のように、1ヶ月と少し経ってから大地震に見舞われる可能性も考えられます。

 例えば、東日本大震災では直前の異常として、昭和三陸地震の前にも異常が見られた井戸で、本震の約1ヶ月前ごろから井戸水の異常が確認されています。仮に、この時点で巨大地震警戒情報を出したとしても、巨大地震発生時には自宅に戻り、元の生活をしていたかもしれません。

 少し話が飛躍してしまいますが、今後どんどん人口が減る日本ですから、自然災害に見舞われる危険度が高い地域は、非居住地域にするような大胆な施策を考えてもいいのかもしれません。

2023年12月25日