緊急地震速報や気象予測情報との付き合い方
6月3日6時31分ごろ、石川県能登地方で最大震度5強の地震がありました。
関東地方でも緊急地震速報が発表され、私もいつ揺れが来るのか、と身構えていました。しかし、揺れを感じることはありませんでした。
今回、気象庁はマグニチュード7.4の地震を予測したため、広範囲にわたって緊急地震速報が発表されたようです。
また、先月末(5月27, 28日)には、鹿児島県や宮崎県などに線状降水帯の予測情報が出されました。しかし、この大雨で線状降水帯は発生しませんでした。
この件について、かつて雨の被害を受けたある農家は、事前に農業用機械を高い場所に移すなどの対策をしたとのことでした。そして、「情報が詳しく出ることは非常にありがたい」と話していたとのことです。
"的中率は4回に1回程度でも…命を守る重要な情報“線状降水帯予測” 農家も「空振りでもいいから情報欲しい」" 東海テレビ 2024年5月29日 水曜 午後7:39
(https://www.fnn.jp/articles/-/706575)
私個人の話になりますが、6月3日の緊急地震速報の空振りについて、不満を抱くことはありませんでした。
何の知らせもなく突然大きな揺れに見舞われるよりは、予測が外れて揺れなかった方がいいでしょう。ただし、それは緊急地震速報が、あっても年数回程度のものだからです。(正確にいうと、緊急地震速報は地震予測情報とは異なります。)
毎日のように、日本のどこかに警戒情報を垂れ流すどこぞの地震予測情報は、何の役にも立ちません。
例え空振りであっても、命を守る、財産を守る情報として、前述の農家のような行動をとるほうが、外れたことに文句を言うよりも、より建設的な対応といえるでしょう。