このままでは日本の米が消える!

"「誰があなたがたのコメを牛乳を作るのか」 令和の百姓一揆に参加した生産者の思い" 2025年4月7日 18:18
(https://news.ntv.co.jp/n/ybc/category/society/yb7d8c7c5cb3724eddb68c84bd2e31bc39)

 山形放送が作成したWebニュース動画のなかに、ショッキングなデータがありました(下図)。

図:稲作の期間的農業従事者数の比較
https://news.ntv.co.jp/n/ybc/category/society/yb7d8c7c5cb3724eddb68c84bd2e31bc39 より引用

 この図は、2020年に約54.5万人いた米農家が、2040年にはなんと約7.5万人にまで減少してしまうであろうという試算を示しています。20年間で86%も米農家の人口が減ってしまいます。

 2024年の米の生産量は、734.6万トンになります。(https://www.maff.go.jp/j/tokei/sihyo/data/06.html)
 前年及び前々年はこれより少ない生産量なので、今の米不足の原因を生産量だけで語ることはできません。

 しかし、米農家が減るのと比例して米の生産も減ると仮定すると、2020年の米生産量が776.5万トンだったので、2040年はせいぜい110万トンです。
 今の7分の1以下しか、米が生産されなくなってしまうのです。

 日本人の主食である米の食糧危機という災害(この場合は人災)予測が示されているにもかかわらず、日本の政治家もマスコミも政財界も、そして私たち一般人も、あまりにも関心がなさ過ぎます。

 このような話をすると、「足りなくなったら、輸入すればいいのでは?」といった意見が出てきます。
 しかし、国民の命の源となる食料を、ましてや主食である米を海外に依存するということは、生殺与奪の権利を海外に売り渡すことに他なりません。まさに売国奴の行為です。

 何度も言いますが、国民の生命と財産を守ることこそが、政治が果たすべき役割です。
 しかし、今の政治を見ていると、国民を疲弊させ、国を衰退させることを率先してやっているとしか思えません。

 農業をはじめとする第一次産業を復興させる大胆な施策が、今の政治に求められています。

2025年4月16日