地球と人間との関係
Save the planet!(地球を守ろう)は、地球温暖化などの問題に対してしばしば使われる言葉です。私はこの言葉に人間の傲慢さを感じてしまいます。
例え話をします。今この瞬間に地球上から全ての人が消滅したとしても、地球は何もなかったように存在し続けるでしょう。一方、今この瞬間に地球が消滅したら、私たち人間は宇宙空間に投げ出され、誰一人助からないでしょう。
この例え話は、地球と人間との関係を端的に表していると考えています。
人間は地球から生まれてきました。言い換えるなら、地球が人間を創りました。しかし、人間が地球を創ることはできません。
人間は地球に守られている存在であり、地球を守っているわけではありません。人間は地球の一部分に過ぎないのです。
地球は放置しても育たない(https://edu.web.nhk/school/sougou/houchi/)といったNHKの番組は、誤った地球観を子供に植え付けてしまうのではないかと危惧しています。(2024年04月12日付本ブログ『放置しないで!って、その状態にしたのは誰?』参照)
地球は木や花、犬や猫などのように、人間が育てられるものではありません。人間が地球環境を汚して、それで困るのは人間です。地球は困りはしません。自然の法則に従って反応するだけです。
「地球は放置しても育たない」と、Save the planet! (地球を守ろう)の根っこは同じで、人間が地球より上の立場にある、といった前提から来ていると考えています。
SDGsにも人間の傲慢さが表れています。
"We are resolved to free the human race from the tyranny of poverty and want and to heal and secure our planet. "
(https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/pdf/000101401.pdf)
"to heal and secure our planet" を直訳すれば、「私たちの地球を癒し、保護すること」になります。(2024年02月26日付本ブログ『現実不可能なSDGsの本質とは?』参照)
地球と人間の関係について誤った考え方をしている限り、人類が持続可能な社会を築くことはできないでしょう。