台風10号に特別警報の可能性

 今朝、「気象庁は進路によっては28日昼ごろ、鹿児島県に暴風、高波、高潮の特別警報を発表する可能性があり、鹿児島県と宮崎県では今後、大雨の特別警報の可能性もあるとして、最大級の警戒を呼びかけています。」といったニュースがありました。
(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240828/k10014561781000.html)

 この記事にも書かれていますが、「暴風が吹き始める前に避難することが重要」です。
 進路に不確実性があるものの、九州に大きな影響を及ぼすことは確かでしょう。奄美大島などでは、既にその影響下にあるようです。最新の情報を入手することは大切ですが、命を守るためには、情報を待たずに避難することも大切です。早め早めの行動が求められます。

 さて、この台風10号は7時時点で中心気圧が推定935hPaです。伊勢湾台風クラスか、などとも言われています。

 伊勢湾台風は、昭和34年9月26日〜27日に上陸し大きな被害を及ぼしました。
 このとき、名古屋の高潮は3.5mもありました。
(https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/report/1959/19590926/19590926.html)
 高潮は津波とは異なりますが、場合によったら津波に襲われた時のような被害を及ぼすことがあります。海岸近くにお住まいの方は、大雨や暴風だけでなく、高潮の被害にも警戒する必要があります。

 伊勢湾台風は、上陸時の中心気圧が929hPaとあります。
(https://www.data.jma.go.jp/yoho/typhoon/statistics/ranking/air_pressure.html)

 台風10号は今後も発達して、上陸時には935hPaよりも中心気圧が下がる可能性があるようです。
 早め早めの避難をお願いいたします。

2024年08月28日